結核菌とミコール酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/27 01:48 UTC 版)
結核菌は増殖する時にミコール酸を合成している。結核菌の菌体の最外周部、結核菌のペプチドグリカンが主要成分の細胞壁よりも外側にある、アラビノガラクタンが主成分の部分よりもさらに外側にミコール酸はあって、自身を保護している。これがたとえマクロファージに取り込まれても内部で生きていられる一因にもなっている。なお1分子のミコール酸で1つの結核菌を囲んでいるわけではなく、ミコール酸同士はトレハロースを間に挟んで連なっている。またミコール酸は内側にあるアラビノガラクタンとも結合している。
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