米軍放送送信所とは? わかりやすく解説

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米軍放送送信所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 09:42 UTC 版)

米軍放送送信所(べいぐんほうそうそうしんじょ)は、日本国内にあるAFN送信所である。

概要

当送信所は、青森県三沢市埼玉県和光市山口県岩国市長崎県佐世保市沖縄県中頭郡北谷町に置かれ、米軍基地や周辺地区などへ電波を発射している。アナログテレビのチャンネルは日本国内の停波日である2011年7月24日に先立ち同年6月30日、三沢のみ1日遅れの7月1日にそれぞれ停波した。アメリカ国内の停波から2年後である。

送信施設概要

放送局名 送信所
所在地
チャンネル

ラジオ
周波数
空中線
電力
備考
テレビ送信所
AFN 三沢 US66ch 1kW 日本国内のテレビ受像機では視聴不可。
東京
(和光)
テレビ送信所未設置
岩国 US66ch 400W 日本国内のテレビ受像機では視聴不可。
佐世保 テレビ送信所未設置
沖縄 US8ch 40kW 日本国内テレビ放送のVHF5chから6chの間。地元では6chに合わせて視聴している世帯やホテルが多かった。[要出典]
ラジオ送信所
AFN 三沢 1575kHz 1kW[1] 青森県南地域のラジオ局としては、青森県域AMラジオ局の八戸の各中継局(1kW)と同じ出力。
東京
(和光)
810kHz 50kW[1]  
岩国 1575kHz 1kW[1]
佐世保 300W
沖縄AM 648kHz 10kW[1] 沖縄県域AMラジオ局の各送信所の出力と同じ。
沖縄FM 89.1MHz 1kW[1] AFNとしては国内唯一のFM波による放送。
  • ピンク掛けのテレビ送信所は2011年6月30日、三沢のみ7月1日にそれぞれ廃止した。黄色掛けのテレビ送信所は、送信施設を設置していない。
  • アメリカの国内法は、日本国内にあるAFNの各局を放送局ではなく軍事通信局と扱い、WVTR(東京)など日本占領中に用いられたコールサインはすべて変更あるいは廃止され、対外的にコールサインが存在しない。
  • 2007年1月に沖縄のAM放送の送信所が定期メンテナンス中に破損し、2008年2月18日まで放送休止した[2]

送信所置局住所

脚注

  1. ^ a b c d e myAFN
  2. ^ Okinawa’s AM Radio returns on-air”. Kadena Air Base (2008年2月11日). 2019年9月21日閲覧。
  3. ^ 『らくかるマップル 埼玉&東京』昭文社、2016年、104頁。ISBN 978-4-398-64362-9 

関連項目




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