第36回皐月賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/29 16:36 UTC 版)
1976年4月25日に東京競馬場で行われた第36回皐月賞について記載する。
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レース施行時の状況
有力馬紹介
1976年の牡馬クラシックは、開幕当初は『関西の王者に関東の新星が挑戦』との前評判となっていた。
- 1番人気・テンポイント
- 前年の阪神3歳ステークスを7馬身差快勝し、最優秀3歳牡馬となっている。前哨戦の東京4歳ステークス・スプリングステークスを僅差ながらも1番人気で勝利し、人気を集めることとなった。
- 2番人気・トウショウボーイ
- 調整にもたつきデビューが遅れたものの、デビューしてからは3連勝。無敗で挑戦となった当レースでは、重賞未勝利であったが、テンポイントに次ぐ人気をとなった。
以上の2頭が主軸とされたが、それ以外にも関東には有力馬がいた。
- 4番人気・ボールドシンボリ
- 前年の朝日杯3歳ステークス勝ち馬。前走の弥生賞で連勝が止まり、このレースでは弥生賞を勝ったクライムカイザーに次ぐ人気となった。
出走馬と枠順
レース展開
レースは、ボールドシンボリを主軸とした先行馬群にテンポイントとトウショウボーイが好位で待機。レースが動いたのは最後の直線に入ってから、坂を上り切った所でトウショウボーイがスパートして5馬身差を付け快勝し、皐月賞を制した。1番人気のテンポイントは僅差の2着という結果に終わった。
配当金
エピソード
当時は度々発生していた厩務員ストライキの為、本来の開催予定の4月18日はレース全てが中止という事態となっていた。結局、翌週に東京競馬場での順延開催となった。後年、テンポイントの敗因としてこの開催順延による調整失敗が指摘されている。
関連項目
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