第132独立偵察大隊 (ウクライナ空中機動軍)
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第132独立偵察大隊 | |
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創設 | 2018年10月29日 |
所属政体 |
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所属組織 |
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編制単位 | 大隊 |
兵科 | 空挺兵 |
兵種/任務 | 偵察部隊 |
所在地 | ジトーミル州ジトーミル |
通称号/略称 | A2298 |
上級単位 | 第7空中強襲軍団 |
戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | ドミトロ・チュプリニュク中佐 |
第132独立偵察大隊(だい132どくりつていさつだいたい、ウクライナ語: 132-й окремий розвідувальний батальйон)は、ウクライナ空中機動軍の大隊。第7空中強襲軍団隷下。第132独立空挺偵察大隊とも。
歴史
ドンバス戦争

2018年10月29日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ空中機動軍初の偵察部隊として創設され、12月から最前線の東部ルハーンシク州、ドネツィク州に配備された[1][2]。
ロシアのウクライナ侵攻
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻で北部ジトーミル州、キーウ州に配備され、ベラルーシ国境を防御し、占領地を60km偵察してプリピャチ解放に貢献した[1]。
北東部・イジューム戦線
2022年5月、北東部ハルキウ州に再配置され、イジューム方面を偵察したが、イヴァン・ザイツ中隊長が戦死した[3]。
2022年11月17日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[4]。
東部・バフムート戦線
2023年3月、激戦地の東部ドネツィク州に再配置され、バフムート方面のロシア軍座標を砲兵に提供し、パーンツィリ-S1、T-72B戦車撃破に貢献した[1]。
南部・ザポリージャ戦線
2023年5月、南部ザポリージャ州に再配置され、2024年2月までロボティネ方面の攻勢に参加した。5月以降は激戦地の東部ドネツィク州に再配置され、ポクロウシク方面、ヴォルノヴァーハ方面を偵察した[1]。
ロシア・クルスク戦線
2024年8月、北部スームィ州に再配置され、ロシア・クルスク方面の攻勢に参加し、10の集落制圧に貢献した[1]。
編制
- 大隊本部(ジトーミル)
- 第1偵察中隊
- 第2偵察中隊
- 電子諜報中隊
- 火力支援中隊
- 無人機中隊
- 整備小隊
- 補給小隊
- 衛生所
出典
- ^ a b c d e Від ООС до Курської операції: бойовий шлях 132 окремого розвідбатальйону ДШВ ファクティ
- ^ Морська піхота ВМСУ матиме розвідувальний батальйон Ukrainian Military Pages
- ^ Іван Заїць 記念碑 ロシアの対ウクライナ戦争で死亡した人々
- ^ УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №784/2022 ウクライナ大統領府
外部リンク
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