勇気と勇敢さに対する栄誉賞とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 勇気と勇敢さに対する栄誉賞の意味・解説 

勇気と勇敢さに対する栄誉賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 17:52 UTC 版)

勇気と勇敢さに対する栄誉賞
Почесна відзнака «За мужність та відвагу»
受賞対象ウクライナの主権、独立、領土防衛における勇気と英雄的行動に対する賞
 ウクライナ
主催ウクライナ大統領
初回2022年

勇気と勇敢さに対する栄誉賞(ゆうきとゆうかんさにたいするえいよしょう、ウクライナ語: Почесна відзнака «За мужність та відвагу»英語: Honorary Award "For Courage and Bravery")は、ウクライナの主権および独立、領土防衛のための軍事行動で、顕著な戦果や勇気、勇敢さ、英雄的行動を行った部隊、隊員を称えるためにウクライナ大統領が創設した賞。ウクライナ軍およびウクライナ国家親衛隊のほか、ウクライナ国家国境庁ウクライナ保安庁ウクライナ国家特殊通信庁ウクライナ語版ウクライナ国家特別輸送局ウクライナ語版の部隊および隊員が対象とされる。

概要

2015年8月24日に首都キーウフレシチャーティクで開催されたウクライナ独立24周年記念式典の席上で、ペトロ・ポロシェンコ大統領がドンバス戦争で戦功を上げた14部隊に対して、勇気と勇敢さの戦闘旗が贈られたが[1]、ウクライナ国家勲章に関する法律ではウクライナ国民および外国人、無国籍者のみ授与を規定していたため、当時のウクライナ大統領令によって創設されたものではなかった[2]

ロシアによるウクライナ侵攻中の2022年5月5日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は勇気と勇敢さに対する栄誉賞制定の法令を公布[3]、6月28日には修正を加えた大統領令が出された[4]

本賞による初表彰は、2022年5月6日にウクライナ陸軍の7部隊に対して行われた[5]。なお、2023年5月26日のウクライナ国防省令第320号により、受賞部隊の隊員が式典の際に着用する本賞の記章が承認されている[6]

脚注

出典

  1. ^ 24-ту річницю Незалежності Україна відзначила урочистим Маршем at the Wayback Machine (archived 2015-09-24)
  2. ^ Стрічка до Бойового Прапора «За мужність та відвагу»” (ウクライナ語). Ukrainian Military Pages (2016年4月25日). 2023年10月10日閲覧。
  3. ^ УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №310/2022” (ウクライナ語). ウクライナ大統領府 (2022年5月5日). 2023年10月10日閲覧。
  4. ^ УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №451/2022” (ウクライナ語) (2022年6月28日). 2023年10月10日閲覧。
  5. ^ УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №315/2022” (ウクライナ語). ウクライナ大統領府 (2022年5月6日). 2023年10月10日閲覧。
  6. ^ Про встановлення Опису, Малюнків та порядку носіння знаків «За мужність та відвагу»” (ウクライナ語). ウクライナ国防省 (2023年5月26日). 2023年10月10日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  勇気と勇敢さに対する栄誉賞のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「勇気と勇敢さに対する栄誉賞」の関連用語

勇気と勇敢さに対する栄誉賞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



勇気と勇敢さに対する栄誉賞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの勇気と勇敢さに対する栄誉賞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS