第三次世界大戦 (ミニシリーズ)とは? わかりやすく解説

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第三次世界大戦 (ミニシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/25 12:06 UTC 版)

第三次世界大戦』(原題: World War III)はアメリカ合衆国NBC1982年に放映されたTVミニシリーズ。『若き勇者たち』『ザ・デイ・アフター』『アメリカ』などと共に、ソ連の米国本土への侵攻の脅威を描いた冷戦下末期の作品。オリジナルは200分だが、ビデオでは180分となっている。日本ではテレビ東京木曜洋画劇場が3時間特別枠で一挙放映を行った。

なお、当初監督していたボリス・セイガルは撮影中にヘリコプターのローターで頭を吹き飛ばされるという事故で死亡、急遽デイヴィッド・グリーン監督が後を継いで完成させた。アラスカで撮影されたという触れ込みだが、ほとんどがセットで撮影されている。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

ストーリー

1987年冬(設定と字幕だと「時は未来」となっている)、アメリカがソ連に対して穀物輸出規制。それを解除させる材料とすべく、ソ連軍部は40名の空挺部隊を吹雪になるタイミングを狙ってアラスカに投入する。目標はアラスカの石油パイプライン基地で、ここを占拠して取引材料とする事を企んでいたのだ。

レーダー基地はソ連のスパイによって沈黙。一般市民が殺害される中、アメリカはようやく事態を察知するが、猛吹雪の為に軍隊を投入することができず、現地で訓練中の、最低限の弾薬と装備しか持たない少人数の部隊のみが唯一の対抗戦力となった。米部隊は石油パイプライン基地に陣取り、懸命の抵抗を試みるが、装備に勝るソ連軍部隊に追い詰められてゆく。

アメリカ大統領とソ連書記長はアイスランドで極秘裏に会談を行い事態の収拾を図るが、ようやく平和的な解決が見えてきた直後、穏健派のソ連書記長が暗殺されてソ連首脳部は戦争強硬派(タカ派)の情報部将軍らによって掌握され、パイプライン基地は陥落して爆破される。もはや事態は核ミサイルの応酬による全面戦争を迎えるのみであった。ラスト、世界中の平和な日常(アメリカとソ連の日常)が映し出され、忍び寄る戦禍を暗示して映画は終わる。

スタッフ

  • 監督:デイヴィッド・グリーン、ボリス・セイガル
  • 製作総指揮:パット・フィネガン、ビル・フィネガン
  • プロデューサー:ブルース・ランズベリー
  • 脚本:ロバート・L・ジョセフ

キャスト

受賞

  • エミー賞 - メイクアップ賞:ポール・スタンホープ

ビデオ

  • ビデオは松竹ホームビデオより発売された(発売:松竹富士、販売:松竹)。

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