笠置峠とは? わかりやすく解説

笠置峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 14:10 UTC 版)

笠置峠の位置(愛媛県)

笠置峠(かさぎとうげ)は、愛媛県八幡浜市西予市の市境にある。標高397m。室町時代には峠越えの交流があり、江戸時代は宇和島藩が参勤交代に利用。九州方面の巡礼者が四国遍路を往来する道だった[1]

道路

愛媛県道25号八幡浜宇和線は、急峻なこの峠を避け、八幡浜市釜倉地区から鳥越峠を超えるルートをとっていた。

近年の国道197号の改修で、九州方面から四国西南地方への交通量も増えたので、県道の改修事業として峠の直下を笠置トンネル(1157m)で抜けるルートが整備された。

また、冬季には積雪・凍結もみられる。

鉄道

ほぼ同じルートを、JR予讃線が笠置トンネルで峠を越える。

予讃線の最終開通区間で、戦前の軍部が「簡易線」規格で建設させたので、最急勾配33.3‰、最急曲線200mとおよそ高速運転に向かない規格となっていた。

しかし車両性能の向上や枕木のPC化、軌道の重軌条化でSL時代の準急列車が30Km/hであえぎながら上った勾配を、現在の特急列車は110Km/hで登坂している。

位置

関連項目

脚注

  1. ^ 愛媛新聞2017.6.17付1面より






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「笠置峠」の関連用語

笠置峠のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



笠置峠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの笠置峠 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS