吉備笠垂とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 吉備笠垂の意味・解説 

吉備笠垂

(笠志太留 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/24 06:26 UTC 版)

 
吉備笠垂
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 不明
別名 志太留
官位 大錦下
主君 孝徳天皇
氏族 笠臣(笠国造族)
テンプレートを表示

吉備笠 垂(きびのかさ の しだる)は、飛鳥時代官人。名は志太留とも表記される。冠位大錦下[1]。吉備笠氏は孝霊天皇皇子の稚武彦命の後裔とされる氏族。

経歴

大化元年(645年)9月3日に垂は蘇我田口川堀物部朴井椎子倭漢文麻呂朴市秦田来津らと共に、古人大市皇子を擁して謀反を企てる[2]。しかし、垂は9月12日に中大兄皇子にこれを密告する(或本では、垂は阿倍内麻呂蘇我倉山田石川麻呂に自白したことになっている)[3]。その結果、古人皇子はすぐさま、あるいは11月30日に攻められて息子ともども殺害された。垂はこの功で功田20を賜った。なお、天平宝字元年(757年)になってから、この功労は中功に当たるとして二代に相続されることとなった[1]

脚注

  1. ^ a b 続日本紀天平宝字元年12月9日条
  2. ^ 日本書紀大化元年9月3日条
  3. ^ 『日本書紀』大化元年9月12日条

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉備笠垂」の関連用語

吉備笠垂のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉備笠垂のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吉備笠垂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS