競技場_(バレーボール)とは? わかりやすく解説

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競技場 (バレーボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/29 08:06 UTC 版)

コート (スポーツ) > 競技場 (バレーボール)
競技場。オレンジの部分がコート、グリーンの部分がフリーゾーンである。

本項では、バレーボール(6人制・9人制バレーおよびビーチバレー)における競技場(きょうぎじょう)について述べる。国際バレーボール連盟(FIVB)または日本バレーボール協会公認仕様の競技場を原則とした。

バレーボールではインフィールドをコートと呼び、それ以外のプレイが可能なエリアをフリーゾーンと呼ぶ。コートとフリーゾーンとは幅5cmのライン(エンドライン及びサイドライン)で区切られている。長方形のコートを2分するように中央にセンターラインが引かれ(ビーチバレーではセンターラインはない)、その上部にネットが張られる。

床面の材質

タラフレックスコート

6人制・9人制では木製コートを使用することが多いが、FIVB主催の国際大会においては、タラフレックス(Taraflex)と呼ばれる弾性合成材製コートが使用される。

ビーチバレーでは、競技場(砂地)は40cm以上の深さが必要で、きめ細かい砂地でなければならない。

ライン

赤ラインがエンド・ライン 
赤ラインがサイド・ライン 
赤ラインがセンター・ライン。
ビーチバレーではセンターラインは設置されない。 
赤ラインがアタックライン。
6人制のコートで設置される。 

ラインは幅5cmで、6人制・9人制ではラインテープにより競技場の床面に引かれる[1]

6人制においては、センターラインから3mエンドラインに寄った場所にアタックラインが設置される。後衛プレイヤーはアタックラインを越えてフロントゾーン側でアタックができない。またリベロはオーバーハンドでアタックラインを越えてセット(トス)を上げることができない。

ビーチバレーではテープが使用できないため、砂地と明確に異なる色のリボンを使用する。リボンは柔らかいアンカーで競技場(砂地)に固定される。

コートの広さ

成人男子用のコートの広さは下記の通り。

種目 短 辺 長 辺 備考
6人制 9m 18m
9人制 10.5m 21m 成人女子は6人制と同じ
ビーチバレー 8m 16m

フリーゾーンの広さ

一般成人用のフリーゾンの広さは下記の通り。

種目 エンドラインから境界まで サイドラインから境界まで
6人制 最低8m(※) 最低5m
9人制
ビーチバレー 5 - 6m 5 - 6m

(注)※6人制においては、2015/16シーズンから最低6.5mに改定された[1]

高さ

競技場の高さは最低12.5m必要とされている。

照度

高さ1mの位置で、1000lxから1500lxと規定されている。ビーチバレーにおいては、ナイトゲームにこの規定が適用される。

ネット

ネットは10cm角のメッシュ状で、上部および下部に白帯(はくたい)が置かれる。ネット下部白帯から上部白帯までの垂直方法の長さは1mである。ネットのサイドライン直上にはサイドバンドが設置される。

ネットの高さ

成人・高校用のネットの高さは下記の通り。

種目 男子 女子
6人制 2.43m 2.24m
9人制 2.38m 2.15m
ビーチバレー 2.43m 2.24m

アンテナ

アンテナは直径1cm、長さ1.8mのグラスファイバー製または相当品製で、10cm間隔で赤白のゼブラ状に塗り分けられる[2]。ネットの垂直方向幅が1mなので、ネット上部の空間には80cm出る形態となる。

6人制・ビーチバレーではサイドバンドの外側に接して設置される。9人制ではサイドバンドの外側20cmに設置される。

9人制バレーボールのアンテナ 
6人制バレーボールのアンテナ 

ウォームアップエリア

6人制・9人制ではサブスティチューション(交代競技者)が待機するエリアとして、ウォームアップエリアが置かれる。

脚注

  1. ^ 競技規則ではラインの色は規定されていないが、通常は白色のラインである。
  2. ^ 競技規則では赤白が望ましいとされている。

参考文献

  • 2013年度版バレーボール9人制競技規則 2013年2月発行 編集:日本バレーボール協会審判規則委員会 発行:日本バレーボール協会
  • 2013年度版バレーボール6人制競技規則 2013年2月発行 編集:日本バレーボール協会審判規則委員会 発行:日本バレーボール協会
  • 2013年度版ビーチバレーボール競技規則 2013年2月発行 編集:日本バレーボール協会審判規則委員会 発行:日本バレーボール協会

「競技場 (バレーボール)」の例文・使い方・用例・文例

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