竜門山大仙寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 14:57 UTC 版)
曹洞宗の仏教寺院で、本尊は釈迦如来。静岡県御前崎市新野にある想慈院の末寺で、同院から僧の朝秀是本を勧請して延宝4年(1676年)に長福寺の名で開山した。この時期に開山したのは、宗門改に伴う寺請制度に対応するため、と考えられている。徳川家重の幼名が長福丸であったことから正徳元年8月13日(グレゴリオ暦:1711年9月25日)に大仙寺に改称したとされる。(別の説では台風の被害に遭ったためとする。)新鹿に大きな被害を与えた安政東海地震の際は、立地条件に恵まれ、被災を免れた。江戸時代には当寺のほかに5つの寺院があった。境内には、新鹿の名家が個人で祀っていた薬師如来を当寺に移した薬師堂や、真偽不明ながら「キリシタン灯籠」と呼ばれる灯籠がある。
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