秋田内陸縦貫鉄道AN-2000形気動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:51 UTC 版)
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AN-2001「秋田縄文号」
(2021年2月13日 角館駅) |
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基本情報 | |
製造所 | 新潟鐵工所 |
製造年 | 2000年 |
製造数 | 1両 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
最高速度 | 95 km/h |
車両定員 | 95名(座席43名・立席52名) |
自重 | 29.5t |
全長 | 18,500 mm |
全幅 | 2,828 mm |
全高 | 3,845 mm |
台車 | NP126-2 |
機関出力 | 330PS (DMF13HZ) × 1 |
変速機 | TACN-22-1600 × 1 |
制動装置 | DE1形電気指令式空気ブレーキ |
保安装置 | ATS-SN |
備考 | [1] |
秋田内陸縦貫鉄道AN-2000形気動車(あきたないりくじゅうかんてつどうAN2000がたきどうしゃ)は、秋田内陸縦貫鉄道が所有する鉄道車両(気動車)である。
概要
2000年に、AN-8900形をベースとして新潟鐵工所で1両(AN-2001)が製造された団体専用車[2]。日本宝くじ協会からの寄贈車で、宝くじ号の愛称を持つ。
沿線に点在する縄文遺跡群と温泉を生かした誘客に力を入れるため、2021年2月13日に沿線にある縄文遺跡群をイメージしてAN-2001を改造した観光車両「秋田縄文号」がデビューした。
「秋田縄文号」の外観は重厚感のある濃い茶色で、下部には土器の模様がある。車内には沿線で出土した縄文土器や土偶などのイラストを配し、モニターやテーブルなどを新たに設置した。座席定員は43人で、運転席のうしろが展望席になっていて、前面展望を楽しむことが可能。2022年3月までは観光車両「笑EMI」と連結して「急行もりよし」で運行していた。
構造
2+2列の転換クロスシートを基本としつつも、運転席後方にお座敷化が可能なフリースペース(カラオケ装置と冷蔵ショーケースを備える)や天窓[2]、車いす対応洋式トイレを装備する。また、トイレ脇のロングシートはカーテンで仕切ることも可能である。
電気笛としてメロディーホーンが搭載されており、運転台の右の方に操作スイッチが付いている。
運用
秋田内陸線内において団体専用車として使われていたが、改造後の2021年2月から毎月第2土曜日に[3]、5月22日からは毎月第2・第4土曜日に増便し観光車両「笑EMI」と連結して急行「もりよし」として運行していた[4]。2022年4月より普通車両と2両編成で急行「もりよし」や、貸切列車・イベント列車で運行されている[5]。
関連項目
脚注
- ^ 車両図鑑 - 秋田内陸縦貫鉄道公式サイト
- ^ a b 『RAIL FAN』第49巻第4号、鉄道友の会、2002年4月1日、 6頁。
- ^ “秋田内陸線、新観光車両「秋田縄文号」2月13日運行開始”. 日本経済新聞 (2021年1月21日). 2021年2月12日閲覧。
- ^ “秋田内陸縦貫鉄道、「秋田縄文号」・「笑EMI」の連結運転を増便”. レイルラボ. クロゴ株式会社 (2021年5月17日). 2022年5月2日閲覧。
- ^ “【GW運行情報追記】わざわざ乗りたい観光列車 鉄の3兄弟 2022発進‼”. トピックス. 秋田内陸縦貫鉄道 (2022年4月6日). 2022年4月8日閲覧。
固有名詞の分類
日本の気動車 |
関東鉄道キハ300形気動車 関東鉄道キハ2000形気動車 秋田内陸縦貫鉄道AN2000形気動車 北海道ちほく高原鉄道CR70形気動車 セルポレー式蒸気動車 |
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