神話・芸術の中のキティラ島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 08:40 UTC 版)
「キティラ島」の記事における「神話・芸術の中のキティラ島」の解説
ギリシア神話において、キュテーラ島(キティラ島)はアプロディーテーゆかりの地である。ヘーシオドスの『神統記』によれば、泡から生まれたアプロディーテーは西風によってまずキュテーラ島に打ち寄せられ、次いでキュプロス島(キプロス島)に行き着いたという。このため、キュテーラ島がアプロディーテーの「故郷」「誕生地」とされることもある。のちに、アプロディーテと同一視されたローマ神話の愛と美の女神ウェヌス(ヴィーナス)とも結び付けられ、この島には「愛の島」「ヴィーナスの島」としてのイメージが与えられた。 17世紀フランスの画家ヴァトーは、「愛の島」のイメージから「シテール島への巡礼(雅やかな宴)」(「シテール島」はキティラ島のフランス語名)を描いた。この絵に触発された作曲家ドビュッシーは1904年に「喜びの島」を作曲している。
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