破断面コネクティングロッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 04:09 UTC 版)
「コネクティングロッド」の記事における「破断面コネクティングロッド」の解説
組み立て式コネクティングロッドにおいて、ロッドとキャップの接合面を破断面にしたコネクティングロッド。製法は、ロッドとロッドキャップを一体成形し大端穴加工を施した後に、打撃を加えてロッドとキャップの2部品へ分割する。この製法から、クラッキングコンロッド、かち割りコンロッドとも呼ばれる。大端部との連接にローラーベアリングを用いたクランクシャフトへ組み付けるために製作される。接合面が唯一無二の凹凸形状となるため、クランクシャフト(に組まれたローラーベアリング外周)上で確実に大端穴の真円を復元できる。唯一無二の凹凸嵌合によりロッドとキャップの位置が決まるため、副次効果として、ノックピンなどは不要になり大端部を小さくすることができる。
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