石黒敦彦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 石黒敦彦の意味・解説 

石黒敦彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 09:55 UTC 版)

石黒 敦彦(いしぐろ あつひこ、1952年 - )は、日本のサイエンス・アート研究者である。「“来るべき芸術”のためのワークショップ」設立者・代表、「メビウスの卵展」実行委員会・代表、多摩美術大学情報デザイン学科倉敷芸術科学大学大学院および武蔵野美術大学芸術文化学科非常勤講師を兼任する[1]

来歴・人物

1952年東京都に生まれる。1977年、明治学院大学文学部を卒業[1]後、出版社勤務を経て、1986年、「“来るべき芸術”のためのワークショップ」を設立する[2]。1987年9月、東京・神田神保町美學校に「芸術科学実験工房」を設立、講師をつとめる( - 1993年4月)[2]

1980年代末から日本を巡回した「エクスプロラトリアム展」(ワークショップ部門、1989年6月 - 10月、科学技術館ほか)、1991年にはじまり2011年現在までつづく「メビウスの卵展」(O美術館、せんだいメディアテーク金沢21世紀美術館など)をはじめ多数の美術展・美術館のキュレーションを手がける[2]

2006年2月、世界で初めてのナム・ジュン・パイク追悼イヴェントとなった東京都現代美術館での「ナム・ジュン・パイク追悼・東京ミーティング “Tokyo Requiem”」実行委員会事務局となってよびかけ、靉嘔en:Ay-O)、赤瀬川原平、阿部修也、坂根厳夫、岡部徳三(岡部版画工房)、坂本龍一木村立哉らとともに実行委員をつとめた[3]。また、同年、木村(葛飾ホックニー)の主宰する芸術運動「Picture Yourself Sound School」に参加、もっぱらDJとして活躍する[4]。 2006年にはグレーター・トウキョウ・フェスティバル公式サイト内の「東京おもしろミュージアムガイド」を監修。 2012年5月より、横浜市みなとみらい地区の新港ピアの活用プロジェクト「ハンマーヘッドスタジオ/新・港区」に参加し、旧横浜トリエンナーレ展示棟内に「FORESTudio」(フォレスタジオ)を開設。芸術的実験とメビウスの卵展などの巡回中継の拠点として活動している。

ビブリオグラフィ

  • 『接木宮殿 - 詩画集』 (沖積舎、1979年) - 小原信博(銅版画)と共著
  • 『ニュートンの新冒険』 (UPU、1992年、ISBN 4946432094) - 共著
  • 『芸術とヘルスケア・ハンドブック』 (財団法人たんぽぽの家、1999年) - 共著
  • 『体験型おもしろミュージアム』 (フレーベル館、1999年、ISBN 4577701499) - 単著
  • 『宇宙とは!? - 古今東西「宇宙論」のすべて』 (宝島社文庫、2000年、ISBN 4796617388) - 共著
  • 『メビウスの卵BOXシリーズ 1 木の結晶紙の地球』 (エクスプランテ、2000年、ISBN 4901300326) - 共著
  • 『メビウスの卵BOXシリーズ 2 光の万華鏡ペンタキス』 (エクスプランテ、2001年、ISBN 4901300083) - 共著
  • 『メビウスの卵BOXシリーズ 3 金属のシャボン玉トロフルックス』 (エクスプランテ、2002年、ISBN 4901300113) - 共著
  • 『ジオメトリック・アート』(工作舎、2006年、ISBN 4875023928) - カスパー・シュワーベと共著
  • 『書物の宇宙誌 澁澤龍彦蔵書目録』(国書刊行会、2006年、ISBN 4336047510) - 編集協力

脚注

外部リンク

  • [1] - 文化庁メディア芸術プラザ artistory公式サイト内



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石黒敦彦」の関連用語

石黒敦彦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石黒敦彦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの石黒敦彦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS