瞬膜をもつ種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/28 17:16 UTC 版)
両生類や魚類の一部(サメの仲間)、及び鳥類、爬虫類は発達した瞬膜をもつが、哺乳類では瞬膜が痕跡器官となっている種も多く、霊長類では一部の種に限られる。ただし哺乳類でもラクダやホッキョクグマ、ツチブタ、鰭脚類(アシカやアザラシの仲間)には完全な瞬膜がある。鳥は自由に瞬膜を動かすことができる。 ヒトの場合、半月襞(はんげつひだ、plica semilunarisまたはsemilunar fold)とそれに繋がる筋肉がおそらく他の瞬膜に対応する器官ではないかと考えられている。霊長類のほとんどの種はこの半月襞をもつが、キツネザルやロリス下目の種は十分に発達した瞬膜をもつ。
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