相対仮想アドレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 08:00 UTC 版)
COFFファイルが生成される際には、通常ファイルがメモリのどこにロードされるかは不明である。ファイルの最初のバイトがロードされた仮想アドレスは、イメージベースアドレスと呼ばれる。ファイルの残りは必ずしも連続した領域にロードされる必要はなく、異なるセクションにロードされる。 相対仮想アドレス(RVA)は、標準的な仮想アドレスと混同してはならない。相対仮想アドレスはメモリにロードされたオブジェクトの仮想アドレスから、ファイルイメージのベースアドレスを引いたものである。仮にファイルが文字通りディスクからメモリに(そのまま)割り当てられると、RVAはファイルについてのオフセットと同一になるが、実際にはそのようなことはめったにない。 RVAという用語はイメージファイル内のオブジェクトについてのみ用いられる。メモリにロードされると、イメージのベースアドレスが加算され、通常の仮想アドレスとなって使用される。
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