相対主義への批判とは? わかりやすく解説

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相対主義への批判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 10:03 UTC 版)

相対主義」の記事における「相対主義への批判」の解説

相対主義について絶対主義立場から非常に頻繁に持ち出される古典的な批判は、それが自己言及のパラドックス陥るために、立場として矛盾含んでいる、あるいは完全ではない、というものである古くプラトンが『テアイテトス』にて指摘した批判概要次のようなものである相対主義典型的には「いかなる命題も、絶対に正しということはない」というような主張含んでいる。しかし「『いかなる命題も、絶対に正しということはない』という主張自身果たし絶対に正しいのか、それとも、絶対に正しということはないのか」という点をめぐる矛盾発生する。もしも相対主義正しいとしたら、いかなる命題絶対に正しということはないはずなのだが、それならば、「いかなる命題絶対に正しことはない」という命題絶対に正しということはなく、したがって絶対に正し命題」が存在するはずで、それは相対主義基本的な主張矛盾するため、相対主義間違っているというものである

※この「相対主義への批判」の解説は、「相対主義」の解説の一部です。
「相対主義への批判」を含む「相対主義」の記事については、「相対主義」の概要を参照ください。

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