町代と惣代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/02 02:07 UTC 版)
町代は、町の費用で雇った髪結出身の者で、髪結1 - 2人と夜番1人を番小屋を作って詰めさせたが、町人が大坂町奉行所に提出する願書を彼らに代書させるようになったため、それを専門に扱う者が出来て、これを町代と呼ぶようになった。その内に大坂町奉行所の訴訟や下役の手伝いも多くなり、各町の町代は惣町人惣代という名目で交替で御用を務めた。しかし、町代の仕事も多忙であったため、大坂町奉行所に精通する者を雇い入れ、それを惣代と呼んだ。惣代は、各組から扶持銀を与えられ、惣年寄を助けて組の事務に専従した。彼らは惣会所に住み、手代や物書を使うようになった。
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