田中こころとは? わかりやすく解説

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田中こころ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 17:17 UTC 版)

田中 こころ
Kokoro Tanaka
ENEOSサンフラワーズ  No.26
ポジション SG
所属リーグ Wリーグ
基本情報
愛称 ココロ
国籍 日本
生年月日 (2006-01-10) 2006年1月10日(19歳)
出身地  大阪府
血液型 A型[1]
身長 171cm (5 ft 7 in)[1]
体重 65kg (143 lb)[1]
足のサイズ 26.5cm[2]
キャリア情報
高校 桜花学園高等学校
経歴
2024- ENEOSサンフラワーズ

田中 こころ(たなか こころ、2006年1月10日 - )は、日本の女子バスケットボール選手。ポジションはシューティングガードWリーグENEOSサンフラワーズ所属。大阪府出身。

来歴

堺市立浜寺東小学校堺市立浜寺中学校卒業[3]。姉が通っていた学校の後輩から勧められ、中学1年から強豪クラブチーム「KAGO CLUB」に所属[4]

愛知の名門・桜花学園高校在学中、インターハイウインターカップで2冠。2年上に朝比奈あずさ伊波美空平下結貴、1年上に横山智那美平賀真帆森美麗がいた。3年時には黒川心音と共に主将に就任し、創部68年で初となるダブルキャプテンとなった[5]

卒業後の2024年、ENEOSサンフラワーズに加入。開幕戦で23分48秒出場11得点2リバウンド2アシスト2スティールを記録した[6]

2025年、19歳で日本代表に初選出され、本来はシューターながらヘッドコーチのコーリー・ゲインズから適性を見出され司令塔のPGに抜擢された。高校の先輩の渡嘉敷来夢からは「若いけどリーダーシップがあるし、メンタルが強い。代表に来たら年上に遠慮しちゃう選手が多い中、しっかり気持ちを作ってプレーできる」と評されている[7]

2025年7月、中国で行われたFIBA女子アジアカップ2025では6試合すべてに先発出場し、前大会優勝の中国との準決勝では第1Qだけで5本の3ポイントシュートを決めるなど計27得点を挙げる活躍で勝利に貢献[8]。決勝ではオーストラリアに敗れ準優勝に終わったが、チーム最多の1試合平均14.8得点5.5アシスト1.2スティール2.5リバウンドを記録し[9]、大会オールスターファイブに選出された[10]。ゲインズは「ココ(田中)を初めて見た時から彼女には“恐れ”がないと気付いていた。普通なら動揺するような場面でも平然としている。私が怒鳴っても、表情を変えずに話を聞き、自分の中で整理しようとするんだ。そういう選手はなかなかいない。彼女は、まだまだ良くなる。試合を重ねるたびに、確実に成長している。年齢を重ねるにつれて、ますます良い選手になっていくと思うよ」と語っている[11]

人物

  • ENEOSと日本代表での背番号26について、「数字にこだわりはないのですが、直感的に『20番台がかわいいな』と思い26番にしました」と語っている[12]
  • 高校時代、自信をなくし練習試合でも上手くいかず苦しんだ時期があったが、先輩の横山智那美から自分もそういう時期があったと教えてもらい、「一番はメンタルだから、試合でボールが回って来た時は絶対に点数を決める気持ちでやったら大丈夫」と言われ乗り越えられたという[4]
  • 3ポイントシュートで参考にしてきた選手として、シュートの部分は高校の先輩の江村優有、シュートにいくまでのバリエーションの部分は河村勇輝を挙げている[13]
  • 好きな食べ物は母が作る春巻きOfficial髭男dismのファン[5]

日本代表歴

脚注

  1. ^ a b c 田中こころ - バスケットボール女子日本リーグのプロフィール
  2. ^ 田中こころ - ENEOSサンフラワーズ 2024年10月22日閲覧
  3. ^ ニッシーちゃん&堺市西区長 on X
  4. ^ a b 桜花学園で台頭した『オフェンスの鬼』、田中こころ「ボールが回って来た時は絶対に点数を決める気持ちで」
  5. ^ a b 敗北に「崩れ落ち、泣いた」バスケ桜花学園初のダブルキャプテンが挑むチーム改革
  6. ^ “鮮烈デビューを果たしたENEOSサンフラワーズの田中こころ、新人離れしたスキルとメンタル「コート上で遠慮をすることはないです”. バスケット・カウント. (2024年10月18日). https://basket-count.com/article/detail/202075 2024年10月22日閲覧。 
  7. ^ 準Vも大きな収穫 19歳の新星、田中が活躍―バスケット女子
  8. ^ 「なんだこの19歳」「未来しかない」 中国戦で衝撃27得点、女子バスケ日本の若き才能にX喝采【アジアカップ】
  9. ^ 19歳で日本代表初選出の田中こころ、アジア杯のオールスター5入り…1試合平均14.8得点と躍動
  10. ^ Alexandra Fowler earns MVP honors, banners All-Star Five
  11. ^ 田中こころ“自信持って打つだけ” ──19歳の司令塔がここ一番で魅せた![FIBA女子アジアカップ2025]
  12. ^ 三井不動産カップ2025 バスケットボール女子日本代表国際試合
  13. ^ 【女子バスケ】“最旬ヒロイン”急上昇中のZ世代・田中こころが語るロス五輪への決意「夢に向かって自分らしく失敗を恐れずにやりたい」

関連項目

外部リンク




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