球テンソル演算子法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 21:02 UTC 版)
一般に多電子系の波動関数は複雑なので、摂動ハミルトニアンの行列要素を求めることは難しい。しかし多電子系がラッセル–サンダーズ結合を満足しているときは、その波動関数を全角運動量J とその磁気量子数M で表現することができる。球テンソル演算子法では、行列要素は3j記号や6j記号を用いて表される。簡単な場合については解析的な表現がいろいろな量子力学の本に表として掲載されている。またこれらを数値的に求めるコンピュータプログラムを示しているものもある。
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