現象_(V.W.Pのライブ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 現象_(V.W.Pのライブ)の意味・解説 

現象 (V.W.Pのライブ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 05:25 UTC 版)

V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」
会場となった豊洲PIT
花譜のワンマンライブ
場所 豊洲PIT
開催日 2022年4月16日 (2022-04-16)
シリーズ名 『現象』
V.W.P ONE-MAN LIVE 年表
V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」
(2022年)
V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象II -魔女拡成-」
(2024年)

V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」』(ブイ・ダブリュー・ピー ファースト ワンマンライブ げんしょう)は、2022年4月16日東京豊洲PITで開催された、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガーグループV.W.Pによるライブである[1][2][3]。V.W.P結成以来、初めてのワンマンライブとして開催された[2][4]

本項では、前日4月15日に開催されたイベント『「魔女集会」JOINT LIVE』[1] および「現象」直前に開催された『「魔女集会」TALK EVENT』[5]についても記述する。

概要

2022年1月22日に『現象』と『魔女集会』の開催が発表され[1][6][7]、同年2月17日に『魔女集会』TALK EVENT(追加公演)の開催が発表された[5][8]。開催直前にはメンバーにインタビューが行われた[9]

『現象』ではV.W.Pの新3Dモデル「花魁鳥 Revolutions-」が披露された[2]カンザキイオリが作曲し、メンバー5人による系譜曲と各メンバーの組み合わせのユニットによる派生曲など、合計20曲が披露された[2][10]。系譜曲「定命」「玩具」「秘密」および派生曲の「素的」と「残火」はこのライブで始めて披露された[11][12]コロナ禍により声出しは禁止された[13]

JOINT LIVEでは花譜理芽春猿火ヰ世界情緒幸祜それぞれによるソロパフォーマンスが披露された[2][4][9][6]。TALK LIVEでは文化放送アナウンサーの吉田尚紀をMCに迎え、フリートークやジェスチャーゲームなどが行われた[2]

現地チケットは、通常チケット、グッズと配信アーカイブチケットがバンドルされている最前ブロックチケットとプレミアムエリアチケット、それぞれの“10代割チケット”が販売された[6][7]。また、配信チケットでも観覧でき、ライブストリーミングサービス『Z-aN』にて有料生配信された[6][7]。2022年6月4日からは、配信プラットフォーム Z-aNにて再配信された[11][12]

2024年10月28日には、「KAMITSUBAKI WARS 2024 神椿幕張戦線 IN MAKUHARI MESSE EVENT HALL」の開催を記念し、新宿バルト9にて『現象』応援上映会が開催された[13]

演目と演出

「魔女集会」JOINT LIVE

「魔女集会」JOINT LIVE は、V.W.Pのメンバーがそれぞれソロのアーティストとして出演した対バンイベントである[6][7]。この公演では、メンバーが代わる代わる自身の楽曲をパフォーマンスしたが、最後には5人揃ってV.W.Pとしての楽曲も披露した[14]。ソロ楽曲は5曲ずつ披露された[12]

以下の全27曲が公演された[15]

No. タイトル シンガー
1 白昼夢 幸祜
2 レイヴン・フリージア
MC
3 瞑目
4 夜光を呼ぶ
5 the last bullet
6 宿木 理芽
7 さみしいひと
MC
8 生きているより楽しそう
9 ピルグリム
10 食虫植物
11 逆転 春猿火
12 猛進
MC
13 GUNPOWDER
14 居場所
MC
15 Oarana
16 いろはに咲きて ヰ世界情緒
17 ディメンション
MC
18 霞がついてくる
19 ヰ世界の宝石譚
MC
20 シリウスの心臓
21 鏡よ鏡 花譜
22 イマジナリーフレンド
MC
23 世惑い子
24 例えば
25 過去を喰らう海に化ける
26 共鳴 V.W.P
MC
27 輪廻
MC
エンドロール

V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」

オープニングでは5人が集合する映像が上映された[3][14]。初めの4曲はメンバー2人ずつが歌う派生曲が披露された[3][14]。花譜と理芽による「魔法」はCDに収録されたバージョンとは異なるライブアレンジが施された[3]。その後、幕間のポエトリーリーディングで花譜が「現象を巻き起こそう」と呼びかけてステージに5人全員が集結し[3]、新衣装への「変身」が行われた[14][12]。そこからV.W.P全員でカンザキイオリが手がける系譜曲をパフォーマンスした[3]。「祭壇」の後、新衣装が“魔女特殊歌唱用形態”「花魁鳥 Revolutions」(エトピリカ レボリューションズ)であると紹介された[3][14]。第1部終演後、アニメーションムービーが上映された[3][12]

第2部では第1部とは異なる組合せの派生曲が披露された[3]。再び5人がステージに揃い各メンバーをフィーチャーした系譜曲が演奏された[3]。最後のMCではメンバーそれぞれが自身の活動について語った[3]。最後の楽曲として、V.W.P 始まりの楽曲である「魔女(真)」が披露された[16]

以下の全20曲が公演された[15]

No. タイトル シンガー その他
第1部 01 古傷 春猿火×幸祜
02 牢獄 ヰ世界情緒×春猿火
03 泡沫 理芽×ヰ世界情緒
04 魔法 花譜×理芽
ポエトリーリーディング
変身 "魔女特殊歌唱用形態" 「花魁鳥 (Revolutions)」
05 共鳴 V.W.P
06 宣戦
07 祭壇
MC
08 電脳
09 言霊
10 輪廻
アニメーションムービー[3]
第2部 11 残火 花譜×春猿火
12 魔的 理芽×花譜
13 素的 幸祜×理芽
14 刻印 ヰ世界情緒×幸祜
15 深淵 花譜×ヰ世界情緒
ポエトリーリーディング
16 変身 V.W.P センターはヰ世界情緒[3][16]
バンドメンバー紹介[11]
17 玩具 V.W.P センターは理芽[3][16]
18 秘密 センターは幸祜[3][16]
19 定命 センターは春猿火[3][16]
MC
20 魔女(真) V.W.P
MC
ポエトリーリーディング
エンドロール

映像化

『V.W.P 1st ONE-MAN LIVE
「現象」』
花譜ライブ・ビデオ
リリース
レーベル PHENOMENON RECORD
プロデュース PIEDPIPER
規格品番
KTR-000-0107
テンプレートを表示

『「魔女集会」JOINT LIVE』、『「魔女集会」TALK LIVE』、『V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」』の3公演とも、2枚組のBlu-rayとして発売された[2]。ブックレットが同梱されている[2]。「現象」のディスクには配信用に収録された「ロマンチック願望」「自由に捕らわれる」の特別トラックと、ライブ前に配信されたドキュメンタリー番組「A STORY OF V.W.P」が特典映像として収録された[2]

続編

2024年1月13日には、代々木第一体育館にて、本公演の続編となる神椿代々木決戦二〇二四『V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象II -魔女拡成-」』が開催された[17]。同年11月2日には幕張イベントホールにてそのリビルドライブである KAMITSUBAKI WARS 2024 神椿幕張戦線 IN MAKUHARI MESSE EVENT HALL『V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象II(再) -魔女拡成-」』が開催された[18]。2025年3月27日には、オンライン公演『V.W.P 3rd ONE-MAN LIVE「現象III-神椿市探訪中-」』が開催された[19]

脚注

出典

  1. ^ a b c V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」& イベント「魔女集会」開催決定!!”. KAMITSUBAKI STUDIO (2022年1月22日). 2024年1月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 【V.W.P】1st ONE-MAN LIVE「魔女集会&現象」Blu-ray/1st ONE-MAN LIVE「魔女集会&現象」”. FINDME STORE. THINKR. 2024年1月16日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 音楽ナタリー編集部 (2022年4月19日). “花譜ら5人の魔女からなるV.W.P、その存在を“現象”にした初ワンマン”. 音楽ナタリー. 2023年2月11日閲覧。
  4. ^ a b 音楽ナタリー編集部 (2022年1月22日). “V.W.Pが初ワンマン「現象」&ソロパフォーマンス披露する対バン形式ライブ「魔女集会」開催”. 音楽ナタリー. 2024年1月17日閲覧。
  5. ^ a b 【V.W.P】4/16に追加公演「魔女集会 」TALK EVENTの開催決定!「現象」とJOINT LIVEのチケット先行と合わせて先行予約開始! | NEWS”. KAMITSUBAKI STUDIO (2022年2月17日). 2024年1月17日閲覧。
  6. ^ a b c d e リアルサウンド編集部 (2022年1月22日). “V.W.P、1stワンマンライブ開催決定 メンバーそれぞれがソロアーティストとして参加する対バンイベント『魔女集会』も”. Real Sound. 2025年5月19日閲覧。
  7. ^ a b c d Vグループ「V.W.P」、対バンイベント「魔女集会」&1stワンマンライブ「現象」開催決定”. PANORA (2022年1月22日). 2025年5月19日閲覧。
  8. ^ V.W.P、1stワンマン「現象」当日に追加公演「魔女集会」TALK EVENTを開催決定”. OTOTOY (2022年2月17日). 2024年1月17日閲覧。
  9. ^ a b オグマフミヤ (2024年1月17日). “「私たちは魔女だ」神椿V.W.Pインタビュー 1stワンマンへ5人が語る決意”. KAI-YOU. 2022年4月12日閲覧。
  10. ^ 「現象Ⅱ -魔女拡成-」パンフレット 2024, p. 2.
  11. ^ a b c オグマフミヤ (2022年5月20日). “「V.W.P」1stワンマンレポ 花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が見せた魔女の深淵”. KAI-YOU. p. 2. 2024年1月17日閲覧。
  12. ^ a b c d e SPICE編集部 (2022年5月19日). “V.W.P初のワンマンライブ『現象』レポート 5人の「電脳の魔女」が一堂に会する、妖しくも力強いまさに魔法の時間 待望のアーカイブ配信も決定”. SPICE. 2024年1月17日閲覧。
  13. ^ a b 【V.W.P】V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」応援上映会 in 新宿バルト9 開催決定!”. KAMITSUBAKI STUDIO (2024年9月27日). 2025年5月19日閲覧。
  14. ^ a b c d e オグマフミヤ (2022年5月20日). “「V.W.P」1stワンマンレポ 花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が見せた魔女の深淵”. KAI-YOU. 2024年1月17日閲覧。
  15. ^ a b オグマフミヤ (2022年5月20日). “「V.W.P」1stワンマンレポ 花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が見せた魔女の深淵”. KAI-YOU. p. 3. 2024年1月17日閲覧。
  16. ^ a b c d e 満島エリオ (2022年4月21日). “花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜によるV.W.Pがファンにかける“魔法” 魔女の世界を体現した初ワンマンライブレポ”. Real Sound. p. 2. 2024年1月17日閲覧。
  17. ^ Minoru Hirota (2024年1月21日). “V.W.P、2ndワンマン「現象II」1万字レポート それはまぎれもない「決戦」だった【神椿代々木決戦2024】”. PANORA. 2024年11月6日閲覧。
  18. ^ V.W.P、2ndワンマン「現象II(再)」開催 バーチャルシンガー「幸祜」の代役を人工歌唱ソフト「狐子」がはたす”. PANORA (2024年11月2日). 2025年5月19日閲覧。
  19. ^ KAI-YOU編集部_音楽・映像部門 (2025年1月18日). “花譜らV.W.Pの3rdワンマンライブが開催 カラオケまねきねことのコラボも決定”. KAI-YOU. 2025年5月19日閲覧。

参考文献

  • 『【V.W.P】「現象Ⅱ -魔女拡成-」/SINKA LIVE EP. Ⅴ V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE 現象Ⅱ -魔女拡成-』KAMITSUBAKI STUDIO、2024年1月13日、1–68頁。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  現象_(V.W.Pのライブ)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「現象_(V.W.Pのライブ)」の関連用語

1
30% |||||

2
2% |||||

現象_(V.W.Pのライブ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



現象_(V.W.Pのライブ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの現象 (V.W.Pのライブ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS