現状と原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 07:39 UTC 版)
海水準は最終氷期以降の急激な上昇期を過ぎ、過去3千年間は平均0.1-0.2mm/年程度の上昇量であったと見られる。しかし近年の海面水位の平均上昇率は、1961 - 2003年の間で1.8±0.5mm/年、20世紀通して1.7±0.5mm/年に加速している。また1993-2003年の間に衛星高度計により観測された海面上昇は3.1±0.7mm/年と、過去3千年間の平均に対して数十倍に加速している。海水準を変動させる要因は多数あるが、現時点では熱膨張による寄与がもっとも大きい(1.6±0.5mm/年)。ついで氷河と氷帽の融解(0.77±0.22mm/年)、グリーンランド氷床の融解(0.21±0.07mm/年)、南極氷床の融解(0.21±0.35mm/年)の順で寄与が大きく、その他の要因はこれらより小さいと見られている。
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