玉縄桜とは? わかりやすく解説

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玉縄桜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 05:49 UTC 版)

玉縄桜
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
: スモモ属 Prunus
亜属 : サクラ亜属 Cerasus
: P. × yedoensis
学名
Prunus x yedoensis 'Tamanawa-zakura'
和名
玉縄桜

玉縄桜(たまなわざくら)は、日本のサクラの園芸品種。1969年、神奈川県鎌倉市にある神奈川県立大船フラワーセンターソメイヨシノとオオカンザクラの自然交配により生まれた品種である[1]。1990年(平成2年)に品種登録された[2]。カタカナで「タマナワザクラ」と表記する場合もある。

特徴

接木用の台木を作るために神奈川県立大船フラワーセンター内のソメイヨシノに実った種を蒔いたところ、偶然早く芽が出るものがあり、それを選別することで生まれたサクラである[2][3][4]。名称は鎌倉郡玉縄村に由来する[5]。2006年「玉縄桜を広める会」が結成され、各地で植樹も行われている[3](なお、同会は2017年に活動を終了している[3])フラワーセンター大船植物園以外では、大船観音寺[3]砂押川プロムナード[6]などでも見られる。

早咲きのサクラは花弁の色が濃くなるのが一般的であるが、玉縄桜の花弁はソメイヨシノ同様に薄いピンク色をしている[3]。早咲きでありながら、開花時期が2月下旬から3月下旬までと長い[1][2]。「かまくらと三浦半島の古木・名木50選」にも選ばれている[7]

フラワーセンター大船植物園からほど近い大船観音寺のキャラクター「のんちゃん」は、好きな物に「玉縄桜」を挙げている[要出典]

脚注

  1. ^ a b 鎌倉・大船生まれの桜『玉縄桜』”. 江ノブン | えのぶん. 江ノ電沿線新聞. 2024年2月9日閲覧。
  2. ^ a b c 玉縄桜の寄附に伴う記念式典開催について”. 鎌倉市. 2024年2月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e 第四回 大船発祥の桜「玉縄桜」|村田あやこ(大船系植物編)|ソラdeブラーン”. 江の島への近道 湘南モノレール株式会社. 湘南モノレール. 2024年2月9日閲覧。
  4. ^ 玉縄桜と河津桜が競演 区役所庭園で見頃 | 麻生区”. タウンニュース (2014年3月21日). 2024年2月9日閲覧。
  5. ^ 玉縄桜-悲劇からの復活木 日比谷花壇大船フラワーセンター”. 神奈川県. 神奈川県. 2024年2月9日閲覧。
  6. ^ 砂押川沿いで「さくら祭り」”. タウンニュース. 2024年2月9日閲覧。
  7. ^ 鎌倉市 3)その他緑の資源”. 鎌倉市. 2024年2月9日閲覧。

関連項目




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