狂言「通圓」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 06:29 UTC 版)
お茶屋の通圓が宇治橋供養に来た300人の旅人にお茶を点てまくって死んでしまうという内容の舞狂言。能の「頼政」のパロディとされている。能の「頼政」は以仁王と平氏打倒を企てた源頼政のことで、宇治平等院の戦いで平清盛の子の平知盛の軍勢に押されて平等院で討ち死にした源頼政が表現されているところ、狂言の「通圓」は、源頼政を通圓に、宇治平等院の戦いを宇治橋供養に、平家の軍勢を300人の旅人に、討ち死にを茶の点て死にに置きかえたストーリーとなっている。
※この「狂言「通圓」」の解説は、「通圓」の解説の一部です。
「狂言「通圓」」を含む「通圓」の記事については、「通圓」の概要を参照ください。
- 狂言「通圓」のページへのリンク