爬虫類と両生類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 16:00 UTC 版)
大部分の現生爬虫類および両生類において、方形頬骨は卓越した細長い頭蓋骨の骨であり、頭蓋骨の後眼窩域に位置する。多くの爬虫類では、方形頬骨の内側面は顎関節に寄与する方形骨と関節する。爬虫類の進化の初期段階においては、双弓類は方形頬骨および頬骨からなるlower temporal barを進化させた。このlower temporal barは双弓類の頭骨の外側に位置する大型の孔の一つである下側頭窓の下側境界を形成する。しかし、現生の有鱗目(トカゲおよびヘビ)を含む多くの双弓類はlower temporal barを失っている。ワニ目とムカシトカゲ目には方形頬骨が保存されている。カメ目も方形頬骨を持つと見られている。現生両生類の間では方形頬骨は無尾目と無足目に存在することが知られているが、有尾目において明白には存在しない。
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