無限の時間としての久遠元初
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:14 UTC 版)
「久遠実成」の記事における「無限の時間としての久遠元初」の解説
日蓮系の宗派においては、日蓮の死後、弟子の対立などで釈迦を本仏とするか、日蓮を本仏とするか分かれ、文底秘沈を説く興門派などは、この五百塵点劫と、同じく寿量品の「我れ本の菩薩道を行じて成せし所の寿命は、今も猶(なお)未だ尽きず」を組み合わせて、久遠元初(くおんがんじょ)という用語を生み出し、ある特定の遠い過去ではなく、始まりも終わりもない(無始無終)、無限の時間の意味と解釈するようになり、日蓮を本仏とするに至った。
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