無重力状態の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:01 UTC 版)
国際宇宙ステーション (ISS) の日本実験棟「きぼう」において、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) は微小重力状態を利用した各種の研究を行っている。きぼうに搭載された静電浮遊炉 (ELF) は、静電気によって試料を宙に浮かせ、地上では避けられない容器からの不純物混入を防ぐことができる。 こうした環境・器材は工業材料の開発だけでなく、創薬にも寄与する。JAXAは企業とも協力しており、東京大学発バイオベンチャー企業ペプチドリームの依頼により、重力や対流がある環境下では難しいたんぱく質の結晶化などの実験を行っている。
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