灰河地獄(けがじごく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:49 UTC 版)
「十六小地獄」の記事における「灰河地獄(けがじごく)」の解説
偽経の「善悪因果経」には灰河地獄(けがじごく)が紹介されている。「灰地獄」とも。鶏の子を焼き煮た者が落ちるとされ、熱い灰が川のように流れている。『日本霊異記』や『今昔物語集』の説話に登場し、「卵を焼き煮る者は必ず灰地獄に堕つ」という俚諺になっている。『往生要集』にも「灰河地獄」「大灰河地獄」が登場するが、石田瑞麿は「灰河」と呼ばれる地獄について言及されている経典が存在することに触れたうえで、あくまで八熱地獄に該当するものではないと推測している。
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