漆塗り注口土器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 07:34 UTC 版)
縄文後期(約3200年前)に作られた朱漆色の朱色注口土器が垣ノ島A遺跡の住居址から完全な状態で出土した 。土器表面は黒漆の上に鮮やかな赤漆が塗られた鮮やかな朱漆色で、土器本体は、高さ11.5cm、胴体部は直径10.4cm、球形で上部が緩やかに盛り上がった急須状の形状で、注口は1ヶ所である。洗練された形状と漆塗りの加工技術、土器表面の文様加工により精製土器に分類され、祭祀用の酒を注ぐのに使ったのではないかとされている。
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