深発月震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 04:14 UTC 版)
深さ800-1100キロメートルのところで起こっていると推定されている月震でマグニチュード1-2程度と小さい。アポロ計画で観測された地震のうち3145回がこれに分類されている。いくつかの決まった震源で発生し、波形に特徴がありそれによってグループ分けされている。グループはApolloの頭文字をつけてA1、A2、…と名付けられており、109グループに分類されている。そのうちもっとも活発なグループはA1である。震源はほとんどが月の表側(地球に向いている側)にある。その発生頻度や規模の変動が月の公転周期や秤動の周期に従っていることから地球や太陽からの潮汐が原因で起こっているものと考えられている。
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