流動資本とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ビジネス > 経営 > 資本 > 流動資本の意味・解説 

流動資本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/17 05:49 UTC 版)

流動資本(りゅうどうしほん)とは、近代経済学における総資本を構成する要素の1つ。原材料労働力に、投下される資本を指す[1]固定資本が1回転するあいだに、流動資本は何回も回転を繰り返すことからこの名がある。会計学上は、貸借対照表に、期末棚卸し資産や現金、預貯金など流動資産の一部として計上され、損益計算書には、原材料費、労務費、一般管理費などの費目で経費計上される。対義語は固定資本

マルクス経済学における流動資本

マルクス経済学においては、流動資本に投下された価値は、一時に全部商品に移転し、その全体が商品の価格に反映し、市場において他の価値(貨幣)と交換され、最終消費者によって消費されるとされる。マルクス経済学では、流動資本の一部である原材料は不変資本の一部を構成するが、労働力可変資本に分類される[2]

脚注

  1. ^ 『新編 社会科学事典』 新日本出版
  2. ^ 『資本論』カール・マルクス著 新日本出版

関連項目





流動資本と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から流動資本を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から流動資本を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から流動資本 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「流動資本」の関連用語

流動資本のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



流動資本のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの流動資本 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS