法哲学者の見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:09 UTC 版)
法哲学者の井上達夫は、修正主義的護憲派(専守防衛・個別的自衛権の枠内なら自衛隊を合憲と見なす立場)については解釈改憲を是認している点で日本国憲法第9条と日本国憲法第96条に違反し立憲主義を蹂躙しており、解釈改憲を是としつつ集団的自衛権行使を解禁した安倍政権の解釈改憲だけを違憲と批判するダブルスタンダードで、立憲主義を二重の意味で蹂躙していると批判している。 また、原理主義的護憲派(自衛隊の存在を違憲とする)については、違憲状態を固定化することで憲法の規範性に対する打撃を与えており、立憲主義を堀り崩すと批判している。これらから、井上は、立憲主義を守るには「9条削除」や「護憲的改憲案」が必要としている。
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