池田実穂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/31 06:52 UTC 版)
池田 実穂(いけだ みほ、1978年 - )は、日本の木版画家。
概要
群馬県旧月夜野町出身[1]。1997年に群馬県立沼田女子高等学校を卒業後、東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程美術科に入学する[2]。2001年に大学を卒業後、同大学大学院教育学研究科美術教育専攻を2003年に修了。その後、2004年にイタリア・カッラーラ国立美術アカデミー彫刻科に留学し、翌年の2005年にカッラーラのアトリエで木版画の制作を始める[3]。2006年には東京とイタリア・マッサ市で初の個展を開催し、2009年にカッラーラ国立美術アカデミー彫刻科を卒業する。2013年には「夏の水の半魚人」前田司郎著(新潮文庫)の装丁画を制作し、その翌年にはノルウェーのウス市の国際絵画シンポジウムに参加する。2018年には在ミラノ日本国総領事館にて作品展「水色時間」を開催する。2021年には群馬県沼田市にアトリエを開設し、同市のヌマタ・アート・アンバサダーに就任する[4]。
2025年には2024年度企業メセナ群馬芸術文化奨励賞を受賞する。
現在は、日本とイタリアで活動しており、17年間イタリアに在住している。
主な活動実績
書籍の装丁、挿絵
- 2013年 「夏の水の半魚人」前田司郎著(新潮文庫)装丁画制作
- 2014年 「マチヤ・レポート高槻町家図鑑001」岩崎卓宏著(清風堂書店)口絵制作
- 2017年 「MMJ」The Mainichi Medical Journal 2月号 Vol.13 表紙(毎日新聞出版)
メディア掲載
- 2008年 月刊美術 3月号「版画NOW2008」
- 2012年 版画芸術 秋157号「展覧会プレビュー」
- 2015年 美術の窓 5月号「新人大図鑑2015」
- 2016年 美術屋・百兵衛 No.38「ギャラリストが選ぶ「旬」なアーティストたち vol.6」
出典:[5]
脚注
出典
- ^ “Miho Ikeda”. www.ikedamiho.com. 2025年8月31日閲覧。
- ^ “池田実穂展|株式会社ヤマト”. 株式会社ヤマト. 2025年8月31日閲覧。
- ^ “池田 実穂”. ぐんま文化芸術活動バックアップセンター. 2025年8月31日閲覧。
- ^ “池田 実穂 / Miho IKEDA”. GALLERY エクリュの森. 2025年8月31日閲覧。
- ^ “Miho Ikeda”. www.ikedamiho.com. 2025年8月31日閲覧。
外部リンク
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