江豚奉行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:36 UTC 版)
いるか奉行(いるかぶぎょう)。江戸時代の対馬藩に置かれた奉行。小型鯨類の水揚げから税を得るための監視役。漁があるたびに、現地に派遣された。役人が来るまで水揚げができない決まりがあった。 対馬での税率ははじめは三分の二であったが、後に、利益の少ない漁民が小さな群れを見逃していると税収が落ち込むと考えられ、税率が三分の一と代わっていった。 戦国時代の駿河(静岡県)の葛山氏に似たような「立物奉行」があり、中村羊一郎によると、江豚奉行は、藩が小型鯨類の漁獲を管理する全国でも珍しいシステムである旨を述べている。
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