水素原子におけるシュレーディンガー方程式の解
本項、水素原子におけるシュレーディンガー方程式の解(すいそげんしにおけるシュレーディンガーほうていしきのかい)では、ハミルトニアンが









動径関数を2乗しr2を掛けた動径分布r2R(r)2は、核の中心からのある距離における電子の存在確率に相当する。
![]() |
|||
1s軌道の動径分布 | |||
![]() |
![]() |
||
2s軌道の動径分布 | 2p軌道の動径分布 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
|
3s軌道の動径分布 | 3p軌道の動径分布 | 3d軌道の動径分布 | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
4s軌道の動径分布 | 4p軌道の動径分布 | 4d軌道の動径分布 | 4f軌道の動径分布 |
詳しくは電子配置の項を参照のこと。
脚注
注釈
- ^ a b 厳密にいうと、量子力学で扱わねばならない無限次元の線形代数においては、2つの作用素が同時対角化可能であること(強可換性)は一般には交換子が0になる事(可換性)よりも強い条件である新井(p179)。したがって可換性から同時対角化可能性を結論付けるのは本当は正しい推論ではない。したがってここはあくまで、交換子が0になってるため同時対角化可能で「あろう」という推測の元、発見的解法を試みたと解釈すべきである。
出典
参考文献
- 書籍
- [新井97] 新井朝雄 (1997/1/25). ヒルベルト空間と量子力学. 共立講座21正規の数学16. 共立出版
- [原94] 原康夫『5 量子力学』岩波書店〈岩波基礎物理シリーズ〉、1994年6月6日。ISBN 978-4000079259。
- [H13] Brian C.Hall (2013/7/1). Quantum Theory for Mathematicians. Graduate Texts in Mathematics 267. Springer
- [SO96] Attila Szabo, Neil S. Ostlund (1996/7/2). Modern Quantum Chemistry: Introduction to Advanced Electronic Structure Theory. Dover Books on Chemistry. Dover Publications. ISBN 978-0486691862
- 邦訳:A. ザボ, N.S. オストランド 大野公男, 望月祐志, 阪井健男訳 (1996/7/2). 新しい量子化学―電子構造の理論入門〈上〉、〈下〉. 東京大学出版会
- レクチャーノート
- [武藤11-15]武藤一雄. “第15章 中心力ポテンシャルでの束縛状態” (pdf). 量子力学第二 平成23年度 学部 5学期 . 東京工業大学. 2017年8月13日閲覧。
- [石川15] 石川健三 (2015年1月21日). “量子力学” (pdf). 北海道大学理学部. 2017年8月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 水素原子におけるシュレーディンガー方程式の解のページへのリンク