水災被害の3要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:03 UTC 版)
水災被害額を表す関数式 D=D(S,F,F0) D:被害額 S:被害ポテンシャル F:外力規模 F0:治水容量 水害・土砂災害(総称して水災害と呼ぶ)による被害(水災被害)は、次の3つの要素から構成される。 被害ポテンシャル 水災害によって被害を受ける対象物の量・金額。例えば、河川の氾濫原に住宅地が形成されると、被害ポテンシャルは高まる。 外力規模 水が人間生活圏へ与える力の大きさ。雨量、河川流量、水位などの指標で表される。 治水容量 河川や遊水池の流下能力・収容能力。 水災害による被害は、被害ポテンシャルまたは外力規模が大きくなると増加し、治水容量が大きくなると低減される。外力規模は、降雨量など自然のはたらきに左右されるものであり、人間の力によって増減させることがほとんど不可能であるため、所与条件と考えることができる。
※この「水災被害の3要素」の解説は、「治水」の解説の一部です。
「水災被害の3要素」を含む「治水」の記事については、「治水」の概要を参照ください。
- 水災被害の3要素のページへのリンク