母死ぬと誰かれとなく飴の匂いとは? わかりやすく解説

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母死ぬと誰かれとなく飴の匂い

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評 言
母を弔った後、自分中に変化起きる。生前近くから、遠くから、いつも包んでくれていた母。その確かな実感消え去った今、(消え去ってしまったからこそ限りなくそれを渇望してしまう自分がいる。そしてあらゆる場所で「誰かれとなく」それを求めようとする。切なる思い。だが得られるものは、懐かしい母の匂いではなく「飴の匂い」なのだ。自分から、だんだん遠のいてゆく母という存在薄らいでゆく母の面影。しかし飴の匂いという、漠然とした、でも自分をそっと豊かに癒してくれるような「気」が、作者と作者を取りかこむ世界に残る。深い悲しみを、悔やみ経て生まれたであろうこの一句に、作者自身の生の昇華をみる。
 
評 者
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