殿村菟絲子とは? わかりやすく解説

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殿村菟絲子

殿村菟絲子の俳句

油蟬ひとつといふは静かなり
白菖蒲紫のなか白堪ふ
苗代に種蒔くしじま世に残る
鮎落ちて美しき世は終りけり
 

殿村菟絲子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/22 14:09 UTC 版)

殿村 菟絲子(とのむら としこ、1908年4月25日 - 2000年2月9日)は、東京都出身の俳人。本名壽(とし)。旧姓は山田。深川(現江東区)生。東京府立第一高等女学校(現都立白鷗高等学校)卒。少女期に短歌を学んだが、結婚により中止。1936年、水原秋桜子選の毎日俳壇に投句をはじめ、1938年「馬酔木」に入会、秋桜子に師事。1941年、「」にも投句。

戦後1954年、加藤知世子野澤節子柴田白葉女らと女性俳句懇話会を結成、機関誌「女性俳句」を創刊。1972年「万蕾」を創刊、主宰。1978年『晩緑』で第18回俳人協会賞受賞。代表区に「鮎落ちて美しき世は終わりけり」(句集『晩緑』)、「オルガンに繪硝子の夏日灯と紛ふ」(句集『繪硝子』)など。洗練された情感のこまやかな句を詠んだ。句集に『繪硝子』『路傍』『牡丹』『旅雁』『樹下』『晩緑』『菟絲』など、随筆に『季節の雑記』などがある。

参考文献

  • 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年
  • コトバンク 2015年3月15日閲

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