橘岷江
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 00:28 UTC 版)
性別 | 男性 ![]() |
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国籍 | 日本 ![]() |
姓 | 橘 ![]() |
読み仮名 | たちばな みんこう ![]() |
生年月日 | 不明な値 ![]() |
出生地 | 京都 ![]() |
死亡年月日 | 不明な値 ![]() |
職業 | 画家、浮世絵師 ![]() |
活動地 | 江戸 ![]() |
活動開始 | 1764 ![]() |
活動終了 | 1845 ![]() |
橘 岷江(たちばな みんこう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
師系不明、名は正敏。岷江、玉樹軒、通一居と号す。もとは京都の人で縫箔師であったが、後に江戸に移った。作画期は明和から天保のころにかけてで、明和2年(1765年)に江戸で大小暦の摺物が流行したとき若干の制作を残す。画風は西川祐信風とも鈴木春信風ともいわれる。明和7年(1770年)版行の絵本『彩画職人部類』には吹きぼかしを用いており、彩色に新機軸を打ち出したと評されている。なお享保15年(1730年)、将軍徳川吉宗が長崎奉行にビードロの製法を上申させているが、『彩画職人部類』には簡単な坩堝を使ってビードロを吹いている図が描かれている。
作品
- 「狐の嫁いり」 絵暦摺物 ※明和2年
- 『郭中奇譚』一冊 洒落本、臼岡先生作。明和6年(1769年)刊行 ※岷江挿絵
- 『彩画職人部類』 絵本、明和7年刊行 ※岷江挿絵
- 『種芋頭』(折句袖かがみ)一冊 雑俳書、天保5年(1834年)刊行
参考文献
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※96頁
関連項目
固有名詞の分類
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