楠小十郎の殺害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 10:20 UTC 版)
左之助は、長州の間者であった楠小十郎を殺害しているが、その様子を偶然八木為三郎が目撃している。為三郎によると、文久3年の秋のことだったという。前川家に遊びに行こうとしていた為三郎は、前川家の門前で水菜畑の方を向いて立っている楠を見つける。為三郎が声をかけようとしたその瞬間、「あっ!」という叫び声とともに、楠はのめるようにして水菜畑の方へ走り出した。するとそのすぐ後ろからピカリと刀が光って、「野郎!」と叫んで出てきたのは左之助であった。水菜の中で頭に左之助の鋭い刀を四太刀ほど受けたらしい。為三郎は怖くなりそのまま家に逃げかえったという。
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