森発電所とは? わかりやすく解説

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森発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 01:07 UTC 版)

森発電所
もりはつでんしょ
森発電所(2008年11月16日撮影)
種類 地熱発電
電気事業者 北海道電力株式会社
所在地 日本
北海道茅部郡森町字濁川3-91
北緯42度8分1.3秒 東経140度27分19.3秒 / 北緯42.133694度 東経140.455361度 / 42.133694; 140.455361座標: 北緯42度8分1.3秒 東経140度27分19.3秒 / 北緯42.133694度 東経140.455361度 / 42.133694; 140.455361
1号機
発電方式 ダブルフラッシュサイクル
出力 2.5万 kW
着工日 1981年4月
営業運転開始日 1982年11月26日
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森発電所
森発電所の位置

森発電所(もりはつでんしょ)は、北海道茅部郡森町に位置する北海道電力地熱発電所。

発電設備

認可出力の変更

森発電所の認可出力は、1982年の運転開始時点で5万kWであった。しかし地熱資源量の低下に伴い発電出力が減少し、近年では1.5万kW程度に出力が低下していた。

2012年7月、発電効率を向上させるため、ガス抽出器を適切な容量のものに交換したことで設備容量が減少した。そのため2012年9月に、認可出力を2.5万kWに変更する届出を行った[2]

森バイナリー発電所

2021年4月28日、北海道電力、JFEエンジニアリング東京センチュリーの三社により「森バイナリーパワー合同会社」を設立し、地熱発電に利用した後に地下に戻す還元熱水をバイナリー方式により有効活用して発電する「地熱バイナリー発電事業」を実施することを決定・公表した[3]。バイナリー方式とは還元熱水を熱源として水より沸点の低い媒体を蒸発させその蒸気でタービンを回し発電する方法[3]。発電した電気は再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して北海道電力ネットワーク株式会社へ売電することとしている[3]

  • 出力規模 2,000kW[4]
  • 発電方式 空冷式バイナリー発電方式[4]
  • 営業運転開始 2023年11月24日[5]
  • 所在地 北海道茅部郡森町濁川108-1、108-3、110-6[6]

出典

  1. ^ a b 森発電所”. 北海道電力. 2023年1月3日閲覧。
  2. ^ a b 森発電所の定期自主検査の終了について 2012年9月13日
  3. ^ a b c 森町における地熱バイナリー発電事業の実施について ~「森バイナリーパワー合同会社」を設立~』(プレスリリース)北海道電力、2021年4月28日https://www.hepco.co.jp/info/2021/1251249_1895.html2023年1月3日閲覧 
  4. ^ a b 森バイナリー発電所”. 北海道電力. 2023年1月3日閲覧。
  5. ^ 北海道電が地熱発電所の運転開始 熱水から蒸気でタービン回す方式、2000キロワット”. 産経新聞 (2023年11月24日). 2023年12月7日閲覧。
  6. ^ 「森バイナリーパワー合同会社」の事業運営の開始について”. JFEエンジニアリング. 2023年12月7日閲覧。

関連項目

外部リンク




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