檜尾神社
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檜尾神社 | |
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所在地 | 滋賀県甲賀市甲南町池田54 |
位置 | 北緯34度54分0.5秒 東経136度12分4.4秒 / 北緯34.900139度 東経136.201222度座標: 北緯34度54分0.5秒 東経136度12分4.4秒 / 北緯34.900139度 東経136.201222度 |
主祭神 | 天津彦彦火瓊々杵尊 |
本殿の様式 | 三間社流造檜皮葺 |
例祭 | 春分の日 |
主な神事 |
春分の日 御田植神事 7月7日 祇園花奪神事 |
檜尾神社(ひのおじんじゃ)は、滋賀県甲賀市甲南町池田にある神社である。
由緒
社殿によると天津彦彦火瓊々杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)が付近にあった滝池へ降り立った。瓊々杵尊が青龍となり雲中に現れ、炎気の尾を垂れたため、「火尾」として祀ったところ火災がたびたび起き、「檜尾」と改めたところ、火災が止むようになったという。火災除、方除の神として信仰されている[1]。
歴史
武将による信仰が厚く、本殿は1369年(応安2年)に藤原頼康が再造立、1525年(大永5年)に池田新治郎により屋根を換えられ、1580年(天正8年)に池田信輝らにより改築、1707年(宝永4年)に再建されている。備前岡山藩・因幡鳥取藩の両池田家を当地の出身とする由緒があることから、両家の氏神であることを示す資料が残っており[2]、祈祷札の献上や家臣に対する配札について認められている[3]。
明治維新前は檜尾大明神と呼ばれ、上池田村・下池田村と滝村の氏神であった[3]。
祭神
- 主祭神:天津彦彦火瓊々杵尊
- 配祀神:伊邪那美尊、素盞鳴尊、蛭子命、猿田彦命、應神天皇、菅原道真公
祭事
- 例祭 - 春分の日
- 池田のお田植え祭 - 甲賀市指定無形民俗文化財
- 祇園花奪神事 - 7月7日
境内社
- 金刀比羅神社
- 八坂社
- 天照皇大神宮
文化財
県指定文化財
市指定無形民俗文化財
- 池田のお田植え祭
境内
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鳥居
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入口付近
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鳥居と石段
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楼門
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拝殿
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本殿
その他
入口の石段は、1466年(文正元年)滝の領主、多喜土佐が奉納したもの。
脚注
- 桧尾神社のページへのリンク