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柏木千秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 07:12 UTC 版)

柏木 千秋(かしわぎ ちあき、1911年10月22日[1] - 2003年2月21日[2][3])は、日本の法学者。専門は刑法名古屋大学名誉教授。司法省事務官として内藤文質、森田宗一とともに1948年少年法の立法に携わった[4][5]弁護士(元判事)。

経歴

静岡県立静岡中学校旧制静岡高等学校を経て[6]1937年東京帝国大学法学部卒業[7]。東大在学中に司法試験に合格。判事司法事務官などを経て[7]1949年東京地方裁判所判事[7]から、1949年、名古屋大学に転じ、名古屋大学法学部教授[7][8]1975年、名古屋大学を定年退官[8]。その後、筑波大学慶應大学教授などを経て、1993年創価大学教授を退職[8]。その後、弁護士の傍ら著述[8]

1984年勲二等旭日重光章を受章。2003年2月21日、老衰のため死去[1]

著書

  • 『近代刑事法の理念と現実 フランス革命二百年を機に 柏木千秋先生喜寿記念論文集』 沢登佳人 ほか編 立花書房 1991.2
  • 『刑法総論』 有斐閣 1982.8 *2014年7月オンデマンド対応[9]
  • 『刑事訴訟法』 有斐閣 1970.3 *2014年7月オンデマンド対応(1974.7.30初版第3刷)[9]
  • 『刑法各論 合本』 有斐閣 1965.4 *2015年4月オンデマンド対応(1965.4.10再版第1刷)[9]
  • 『犯罪論の基本観念』 出版者不明 1962
  • 『刑法各論 下』 有斐閣 1961
  • 『刑法各論 中』 有斐閣 1960
  • 『刑法各論 上』 有斐閣 1960
  • 『刑法各論』 1957
  • 『少年犯罪』西村克彦 共著 日本評論新社 1954
  • 『改訂新版新少年法概説』 1951
  • 『新少年法概説』 1950年
  • 『新少年法概説』 1949年
  • 『国防保安法論』 1944年

脚注

  1. ^ a b 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.155
  2. ^ 柏木 千秋 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年9月26日閲覧。
  3. ^ 「柏木千秋氏(名古屋大名誉教授)死去」読売新聞東京本社版2003年2月24日付朝刊39面(読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」にて2022年9月26日確認)
  4. ^ 竹原幸太「戦前少年保護実務家の戦後少年司法に関する課題認識 : 1948年少年法をめぐり言説化されなかった「語り」の分析」『犯罪社会学研究』第45巻、日本犯罪社会学会、2020年、95-108頁、doi:10.20621/jjscrim.45.0_95 
  5. ^ 「[少年事件]第3部 法をめぐって(1)新法制定(連載)」読売新聞大阪本社版1997年11月6日付朝刊1面(読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」にて2022年9月26日確認)
  6. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 57頁。
  7. ^ a b c d 『刑事訴訟法』 著者略歴
  8. ^ a b c d 静中・静高関東同窓会 39号 1ページ。
  9. ^ a b c 有斐閣 全書籍検索結果 柏木千秋

関連項目

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