杜荀鶴とは? わかりやすく解説

杜荀鶴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/05 01:38 UTC 版)

杜 荀鶴(と じゅんかく、846年 - 904年907年?))は、中国晩唐の詩人。は彦之(げんし)、九華山人と号す。池州石埭県の人。本貫京兆郡杜陵県杜牧の末子ともされる。大順2年(891年)の進士

朱全忠に気に入られ、翰林学士・主客員外郎・知制誥となる。琴詩に巧みな風流人であったが、権勢に驕り、他人には憎まれていた。人を殺そうとしていたところ、あるいは、殺されそうになっていたところ、その直前に病死したという。

心頭を滅却すれば火も亦た涼し

塩山恵林寺山梨県甲州市)の快川紹喜辞世安禅は必ずしも山水を須ゐず、心頭を滅却すれば火も亦た涼し」は、碧巌録によるものであるが、もとは杜荀鶴の次の詩の転結句である。

夏日題悟空上人院 夏日悟空上人の院に題す
三伏閉門披一衲 三伏門を閉ざして一衲を披る
兼無松竹蔭房廊 兼ねて松竹の房廊を蔭う無し
安禅不必須山水 安禅は必ずしも山水を須いず
滅得心中火自涼 心中を滅得すれば火も自ずから涼し

脚注

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「杜荀鶴」の関連用語

杜荀鶴のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



杜荀鶴のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの杜荀鶴 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS