杉本備前守を流祖とする説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:03 UTC 版)
「直心影流剣術」の記事における「杉本備前守を流祖とする説」の解説
杉本備前守を流祖とする説については、まず杉本備前守が実在の人物かどうか現在未詳である。また、第2代に上泉伊勢守を配しているが、あくまでもこの主張は、直心影流独自のものである。 『撃剣叢談』の「武芸原始 影流」で新陰流の古き免許の記せるは鵜戸大権現より糸を引きて愛洲移香・愛洲小七郎・上泉伊勢守・疋田柳雲と傳うる」とあり他の新陰流系の伝書では「杉本備前守」や「松本備前守」といった名は記録されていない。 直心影流第15代、山田次朗吉は、鹿嶋の地を調査し、流祖を「杉本備前守」ではなく「松本備前守」であると主張している。 直木三十五は『剣法夜話』で松本備前守説を取っている。 また、「松本備前守」は「本朝武芸小伝」「関八州古戦録」では、飯篠長威斎より新當流を授かっている。
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