末端アルキンと内部アルキン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 20:15 UTC 版)
「アルキン」の記事における「末端アルキンと内部アルキン」の解説
アルキンはsp混成軌道でσ結合を作ることにより、各炭素原子上に1つずつ、計2つの置換基を持つことができる。このうち片方が水素原子と結合しているものを末端アルキン(まったんアルキン、terminal alkyne)と呼ぶ。例えば示性式 CH3C≡CH で表されるプロピン(メチルアセチレン)がその例である。 これに対し、2つの炭素原子上に共に水素原子以外の基を持つものを内部アルキン(ないぶアルキン、internal alkyne)と呼ぶ。置換する基はヘテロ原子である場合もある。2-ペンチン 2-pentyne などがその例である。これは示性式 CH 3 C ≡ CCH 2 CH 3 {\displaystyle {\ce {CH3C # CCH2CH3}}} で表され、2つのアルキン炭素原子はそれぞれメチル基とエチル基を持っている。
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