木象嵌技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 03:17 UTC 版)
まず、一筆書きできる柄を選ぶ。鋸はキリ穴から始まってキリ穴で終わるようにしなければならない。市販されている木の文字などは糸鋸盤で挽かれたものである。定盤を刃の厚み分傾斜させることで曲がりの少ない丸は嵌め込まれる。これを応用したものが木象嵌(もくぞうがん)である。ゼンマイの板をタガネで割りこれで鋸を作る。さらに特別なヤスリで一本一本刃をつくる。最後に背を落とせば糸に近い繊細な刃ができる。はめる板を地板のはめ込みたい部分に模り上で接着させて定盤を傾斜させて本挽きすると、はめ込まれる板がピッタリ地板に入る。木クズを落として電熱器で煮たニカワをブラシを使って接着させる。この工程を繰り返して、富士山、山水、納屋とはめこまれる。
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