望月哲也とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 望月哲也の意味・解説 

望月哲也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 05:18 UTC 版)

望月 哲也(もちづき てつや、1973年9月1日 - )は、日本の声楽家テノール)。国立音楽大学・同大学院准教授。東京都府中市出身[1]。国際的なテノール歌手エルンスト・ヘフリガー最晩年の愛弟子のひとり。二期会会員[2]

経歴

府中市立府中第二中学校、東京都立府中西高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業[1]。大学在学中に安宅賞、松田トシ賞を受賞した[1]東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ科修了[1]。大学院入学時にNTTドコモより奨学金を授与された[1]。その後、二期会オペラスタジオに入所し、修了時に最優秀賞、川崎靜子賞を受賞[1]。第35回日伊声楽コンコルソ第3位、第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位、第70回日本音楽コンクールオペラ・アリア部門第2位入賞など、数多くの受賞歴を持つ[1]

活動歴

これまでに《魔笛》《コジ・ファン・トゥッテ》《こうもり》《椿姫》《愛の妙薬》などに出演経験がある[1]。2002年には小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトに参加し、《ドン・ジョヴァンニ》(演奏会形式)のドン・オッターヴィオ役で出演、また、二期会公演《ポッペアの戴冠》ではネローネ役を演じる。2004年7月の二期会公演《ドン・ジョヴァンニ》(宮本亜門演出)にも出演した。

レパートリーは、通常のオペラ・声楽作品にとどまらず、宗教音楽の分野でも評価が高い[2]。望月の師匠であるエルンスト・ヘフリガーは生前、エヴァンゲリスト歌手として世界的な名声を得ていたが、望月も師匠に倣って、バッハマタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》《クリスマス・オラトリオ》のエヴァンゲリストや、ヘンデルメサイアベートーヴェンミサ・ソレムニス》などの公演にも多数出演している[2]ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団など、著名な指揮者・オーケストラとの共演も多い。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 望月 哲也”. www.jvf.gr.jp. 日本声楽家協会. 2025年3月31日閲覧。
  2. ^ a b c プロフィール - 望月 哲也 - ピックアップ・アーティスト”. www.nikikai21.net. 二期会. 2025年3月31日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「望月哲也」の関連用語

望月哲也のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



望月哲也のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの望月哲也 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS