急性障害

原子力防災基礎用語集

急性（早期）障害

大量の放射線を身体に受けた際、それにより数日からほぼ数ヶ月以内に現れる身体への影響。晩発障害と対比される。 急性障害は、一度に多数の細胞が死亡ないし機能停止することによって起こる（確定的影響）。症状としては、皮膚が赤くなる、ただれる、白血球が減る、毛髪が抜けるなどである。症状の現れ方には多少の個人差があるが、ほぼ同じ程度の量の放射線を受けた場合には、同じような症状が現れる。症状の程度は、受けた放射線の量に依存して重くなる。