日向往還
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 15:59 UTC 版)
日向往還(ひゅうがおうかん)は、肥後国(熊本県)と日向国(宮崎県)を結ぶ旧道。現在の熊本市から上益城郡嘉島町 - 御船町 - 山都町を通り、日向国(宮崎県延岡市)へ至る旧藩時代の歴史街道である。
経路
起点を熊本市新町札の辻、終点を延岡市とする[1]。
熊本市
- 史跡元標跡 - 札の辻は肥後国の道路の起点とされた場所で、白い標木が設置されている[1]。
- 春竹本通り - 江戸時代から大正時代まで荷馬車の往来が絶えず、宿屋や日用品の店が軒を並べた[1]。
- 御船口 - 木山往還との分岐点で「右みふね 左きやま」の道標石がある[2]。
- 田迎一里木[1]
嘉島町
- 二里木跡[2]
御船町
日向往還は御船町滝川で国道445号から離れ、熊本県道221号田代御船線に入る(一部農道を通る箇所もある)[1]。
山都町
日向往還の山都町から延岡市までのルートは国道218号にほぼ近いルートとなっている[3]。
- 通潤橋(つうじゅんきょう) - 石材で出来た日本一の水道橋
- 五老ヶ滝(ごろがたき) - 名瀑
- 聖橋(ひじりばし) - 通潤橋を作る際、参考になった石橋
- 聖滝(ひじりだき) - 二筋に分かれて落ちる珍しい滝。永青文庫『領内名勝図鑑』にも描かれた名勝である。
- 龍宮滝(りゅうぐうだき) - 時間帯によって、虹が出やすい。
延岡市
- 終点
脚注
外部リンク
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